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カラダ
2017年4月27日

レディースクリニックと婦人科の違い

婦人科・性感染症


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
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婦人科とレディースクリニックは名前が違うだけなのか、中身も違うのか、確かに戸惑いますね。

婦人科とか産婦人科といった「○○科」という名前(「標榜科目」といいます)の内容については一応のルールがあります。
婦人科は、女性器つまり子宮、卵巣の病気を守備範囲にしています。
例えば、子宮筋腫、子宮頸がん、子宮体部がん、卵巣腫瘍、不妊、月経不順、不正出血などです。

たまに誤解されますが、女性特有の病気でも乳腺の病気、例えば乳がんは本来、婦人科の守備範囲ではありません。最近は婦人科でも乳がん検診をするところもありますが、昔風の婦人科で乳がんの相談をしても、「うちではやってない」と断られることがあります。

レディースクリニックの内容については特別なルールはありません。極端なことをいえば、普通の内科医院がレディースクリニックと名乗っても違法ではないのです。ただ、そうはいってもある程度の習慣というか不文律はあります。

基本的に婦人科の内容と重なるのですが、もうちょっと守備範囲を広げていることが多いです。乳がん検診を行なうレディースクリニックは多くあります。ほかに、皮膚科の領域であるスキンケアに対応する、心療内科的な病気(月経前症候群など)に対応するところも多いです。

具体的にどんな領域のどんな病気に対応してくれるかは、それぞれのレディースクリニックに問い合わせないとわからないでしょう。最近はたいていの医療機関がホームページを開設しているので、それを見ればどのような領域を守備範囲にしているかわかります。

個人開業医と病院勤務医の婦人科の違いについてですが、専門性となるとひとりひとりの医者の問題なので、開業医か勤務医かというくくりではなく、それぞれの医者に「先生の専門は何ですか?」と尋ねないとわかりません。

専門性とは別の次元で、個人医院と総合病院ではいくつか違いがあります。一番大きな違いとして、総合病院ならCTやMRIなどの検査設備があり、手術や入院に対応できます。
ですから、詳しい検査を必要とし、場合によって手術や入院も必要になるような病気なら大きな病院の婦人科を受診するほうがい良いです。

ただし、医者というのは一般的には軽い病気より重い病気に立ち向かうのが好きなので、それができる場所で働いているなら、手術や入院を要するような重い病気(がんなど)に関心が向きがちになり、軽い病気は軽くあしらう傾向があります(全員がそうだとはいいませんが)。

なので、重い病気じゃないだろうと自己判断できるなら、小さな婦人科医院を受診するほう方が丁寧に対応してもらえるかもしれません。
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