カラダ
2017年5月11日

平均寿命、健康寿命の違いを教えて!


「平均寿命と健康寿命の違いについて、わかりやすく教えてください。最近、よくテレビで耳にする健康寿命ですが、なんとなくはわかるのですが…境界線や定義が知りたいです。
そして、親と自分の健康寿命を延ばすために日頃からできることがあれば教えてください」

ぷう子さん


健康寿命の定義は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」、つまり、多少の病気があっても自立して生活できる状態をいいます。もっと簡単にいえば、自分で食事ができて、歩くことができる状態でしょうか。

境界線の定義はなく、例えば、日によって動けたり、だめだったりする状態といえるかもしれませんが、すでにそれは健康寿命ではないですね。

平均寿命というのは、よく勘違いされますが、現在0歳の人があと何年生きられるかということです。
平均寿命が80歳であなたが30歳なら、あと50年生きられるということではなく、30歳の人の平均余命は50.41歳なのです。

健康寿命を延ばすには、やはり生活習慣病の予防が一番大切。高血圧症、糖尿病、脂質異常症などをしっかり予防、治療することです。

実に当たり前のことですが、禁煙、適度な運動、バランスの良い食事ということになります。特別なことをすれば良いという考え方は間違っています。あくまでもこういった地味な健康管理こそ、最も効果があるのです。