カラダ
2017年10月26日

冷え性や肩こりは低血圧の影響? 低血圧の改善方法を知りたい


お悩み


「私は低血圧です。上が70~80、下が50~60くらいです。ひどいときは、上が68で下が45というときもあります。先日、頭痛がひどかったので血圧を測ったら、上が58と下が44くらいでした。冷え性もひどく、肩こりもあります。これらはやはり低血圧の影響でしょうか?
低血圧による体への影響や改善方法を知りたいです」

30代前半
usabeeさん


回答


こんにちは。低血圧でお悩みなのですね。

一般的には血圧と自覚症状は関係ありません。頭が痛い、めまいがすると血圧が上がっていると思う人がいますが、まず関係ないのです。低血圧も同じことがいえます。
血圧が低い、イコール自律神経失調症とすぐに考えてしまい、だるい、めまい、手足が冷たいなどの症状と関係すると考えてしまいますが、実際には関係のないことが多いのです。

というのも、腕で測る血圧と脳の中の血圧は一致しないためです。脳には自動的に血圧を維持する機能があり、たとえ血圧が下がっても脳の血圧は一定に保たれるようにできているのです。

つまり、血圧の高い低いを自覚症状と結び付けやすいのですが、実際には関係ないと考えるべきです。
高血圧症で肩こり、冷え性もあるので、低血圧がすぐにそういった症状の原因になるのではありません。

また、長生きという視点から、低血圧のほうが長生きする可能性は高くなってきます
低血圧を問題にするのではなく、立ち上がったときに急激に血圧が下がってしまう起立性低血圧は治療が必要の場合もあります。
しかし、一般的には低血圧自体を治療することは難しいと考えるべきでしょうし、あまり病気とは関係がないのです。

それに、年齢とともに血圧は上がっていきますから、若いときに低血圧でも途中から高血圧になることもあります
血圧をチェックすることは重要ですが、低めの血圧の人はあまり気にしないことです。