カラダ
2017年10月5日

基礎体温が低く、生理が遅れているのは閉経のサイン?


お悩み


「最近、基礎体温が低いです。そのうえ、生理も予定より1週間遅れました。もう閉経なのでしょうか? 」

40代
かおりさん


回答


かおりさん、こんにちは。最近、基礎体温が低く、月経が予定より1週間遅れたとのことで、もう閉経なのかと心配されているのですね。

●基礎体温が低い理由は?

基礎体温は、通常低温期と高温期の二相性に分かれます。月経周期を標準的な28日として考えると、月経開始から排卵までの約2週間は低温期で、排卵後に高温期となり、高温期が約2週間続きます。
そして、月経開始とともに基礎体温が下がって低温期となります。低温期と高温期の体温差は通常0.3度以上で、高温期の日数は12日~14日程度です。

排卵が起こっている場合は、基礎体温はこのように変化をするわけですが、排卵が起こっていない場合は高温期がなく、低温期のみとなります
ですので、かおりさんの場合は基礎体温が低いまま月経が起こっており、「無排卵月経」と考えられます

●閉経かどうか判断するには?

日本人女性の閉経の平均は約50歳ですが、閉経の10年前、すなわち40代に入ると体は閉経の準備を始め、月経にも変化が起きてきます
個人差はありますが、月経周期や月経日数が短くなったり、経血量が少なくなったり、また無排卵となる頻度が増えてきます。
さらに、40代後半になると、月経が3か月来ない、月経が3週間続くなど月経不順になってきます。
そして、1年間月経がない状態をもって「閉経」となります。

かおりさんは40代とのことですので、基礎体温が低温期のままで月経を迎える「無排卵月経」があってもおかしくはありません。閉経に近づいているかどうかについては、今の状態で判断することはできず、今後月経の状態を見ながら、月経が1年間ない状態をもって閉経と判断することになります

これらのアドバイスが、かおりさんのお役に立てれば幸いです。