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カラダ
2018年3月4日

30代前半で更年期に似た症状がある。婦人科系の病気ではないか心配

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「母から聞くような更年期障害に似た症状があります。いきなり汗が出る上、体もだるく、冷え性なのに冬には顔がほてります。いらいらしやすくなって物忘れも増えた気がします。体重も結構増えました。これらの症状は、婦人科系の病気の前兆なのでしょうか? 何かアドバイスいただければと思います」

30代前半
そらいまりさん



回答


そらいまりさん、こんにちは。急な発汗、だるさ、冷え性、顔のほてり、いらいらなどいわゆる更年期障害に似た症状があり、婦人科系の病気の前兆ではないかと心配されているのですね。

まず、更年期障害についてご説明しましょう。一般的に、45歳〜55歳の期間を「更年期」といいます。
この時期は、卵巣機能の低下によって、女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が急激に減少し、ホルモンバランスが乱れます。それにともない、自律神経のバランスも乱れるため、ほてりやのぼせ、イライラ、不眠など、「不定愁訴」といわれる様々な不調が現れることがあります。
これらの更年期症状が日常生活に支障を来たすほどの状態が「更年期障害」です。

そらいまりさんの場合、年齢的にまだ更年期症状が現れるのは早いですね。ただし、更年期ではなくても更年期症状に似たような症状が起こることがあります。
医学用語ではないのですが、「若年性更年期」といわれる状態で、何らかの原因によって自律神経のバランスが乱れることで症状が起こります。

更年期の場合はエストロゲンの急減が発端になるのですが、若年性の場合は過度なダイエットやストレス、不規則な生活、睡眠不足などが原因となって自律神経のバランスが乱れ、更年期症状と同じような症状が現れるのです。この場合は、生活習慣を見直し、原因を取り除くことで症状の改善が期待できます。

ただ、似たような症状が起こる疾患で注意が必要なのが甲状腺疾患です。
例えば、「甲状腺機能亢進症」の場合、発汗、疲労感、いらいら、食欲の増加、体重減少などの症状が現れます。代謝が亢進するので、一般的には食事量が増えるのに体重が減りますが、食事量が上回って体重が増えることもあります。甲状腺疾患は、特に女性に多いので注意が必要です。

まずは、現在の不調に関して婦人科で相談してみることをお勧めします。甲状腺機能の検査も血液検査でできますし、自律神経の乱れによる不調であれば生活習慣におけるアドバイスが得られますし、漢方薬などで治療をすることも可能です。

これらのアドバイスが、そらいまりさんのお役に立てれば幸いです。


松村圭子
★回答:松村 圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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