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カラダ
2018年4月9日

ひどかった生理痛が数カ月前から消えた。生理痛は急になくなるもの?

月経(生理)

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「大学に入った頃から今まで、鎮痛剤なしでは我慢できないくらいの生理痛がありました。ところが数か月前から、生理痛がありません。PMS症状も和らいだ気がします。生理痛が急になくなることってあるんですか?」

20代後半
あかももさん



回答


あかももさん、こんにちは。
今まで、鎮痛剤なしでは我慢できないほどの月経痛があったのに、数か月前から急に月経痛がなくなり、PMS(月経前症候群)症状も和らいできたのですね。

まず、月経痛についてご説明しましょう。

●月経痛がなくなった原因:体が成熟して月経痛が軽減された可能性

10代の頃は、子宮が未熟で子宮の入り口が硬く狭いため、経血を排出させるのに過剰に子宮が収縮してしまいます。このときの子宮の収縮は、軽いお産のようなもの。そのため、ひどい月経痛に悩まされる人が少なくないのです。

20代になると子宮が成熟し、子宮の筋肉も柔軟になって経血がスムースに排出されやすくなり、過剰に子宮が収縮する必要もなくなって、月経痛が軽くなる傾向にあります。
ただ、多くの場合、急に月経痛がなくなるというより、徐々に痛みが軽くなっていきます。

●月経痛がなくなった原因:無排卵月経の可能性

他に、月経痛がなくなる原因のひとつとして注意しておきたいのが、「無排卵月経」です。
通常、月経は、排卵が起こったあと、受精・着床が起こらず妊娠が成立しなかった際に、赤ちゃんのベッドとなるはずだった子宮内膜がはがれて起こります。
無排卵月経は、このような経過をたどらず、排卵が起こらず出血を来す状態で、月経痛がほとんどありません。

次に、PMSについてご説明しましょう。

●PMS症状が軽減したのも、無排卵に関係している可能性あり

通常、PMSは排卵後、女性ホルモンが急変動することが原因のひとつとして考えられています。
ただし、排卵が起こっていない場合は、女性ホルモンの急変動も起こらないので、PMSの症状もなくなるか和らぎます。

●基礎体温を測って、排卵されているかを確認しよう

これらのことを踏まえ、まず毎朝基礎体温を測定して、排卵が起こっているかどうか確認してみましょう。排卵が起こっていれば、心配ないでしょう。排卵が起こっているかわかりにくい場合は、基礎体温表を持参して婦人科を受診することをお勧めします。

これらのアドバイスが、あかももさんのお役に立てれば幸いです。


松村圭子
★回答:松村 圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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