カラダ
2020年8月5日

【お悩みQ&A】姉が30代後半で更年期障害?! 早すぎない?


お悩み


「私ではないのですがよいでしょうか?
30代後半の姉が更年期障害っぽいのですが、それくらいの年齢で更年期障害が出てくることはあり得るのでしょうか?よくイライラしており、私達の母親が更年期障害だった頃と似ているように見受けられます。生理の状況については姉から聞いていませんが、もし解りましたら教えてください」
20代後半
cueさん

回答


cueさん、こんにちは。お姉さまがよくイライラしており、更年期障害ではないかと心配されているのですね。

更年期障害の基本からおさらい

まず、更年期障害についてご説明しましょう。日本人女性の平均閉経年齢は約50歳で、その前後各5年間、すなわち45~55歳の時期を一般的に「更年期」と呼ぶのですが、この時期に女性ホルモンの「エストロゲン」が急激に減ることによって、自律神経のはたらきも乱れ、月経不順やのぼせ、ほてり、動悸、めまい、イライラ、不眠など心身に様々な症状が起こることがあります。この症状が日常生活に支障をきたすほどの状態を「更年期障害」といいます。

40歳未満で更年期障害?!

お姉さまは30代後半とのことですので、更年期というには早いということになりますね。ただ、まれに、40歳未満で閉経することがあり(早発閉経)、その場合は30代後半でエストロゲンが急激に減るので、更年期症状が起こることもあります。お姉さまの月経が順調にあるようでしたら、更年期障害ではないでしょう。


自律神経の乱れは、更年期のようにエストロゲンの急激な減少が原因になることもあれば、ストレスや不規則な生活、おかれている環境などが原因になることもあります。何か思い当たる原因がないか、一度、お姉さまとゆっくり話をされてみても良いかもしれませんね。これらのアドバイスが、cueさんのお役に立てば幸いです。