カラダ
2022年3月2日

【お悩みQ&A】生理前になるとパニック障害のような状況に陥ることがあります。


お悩み


「生理前になると情緒が不安定になり、最近はイライラするだけでなくパニック障害のような状況に陥ることもあります。これは病気なのでしょうか?治療はできますか??」
20代後半
サンフラワーさん

回答


サンフラワーさん、こんにちは。月経前になると情緒が不安定になり、悩まれているのですね。

月経の3~10日前から起こる、身体的(頭痛、腹痛、腰痛、むくみ、便秘など)・精神的(イライラ、落ち込み、ゆううつ感、不眠など)不調が、月経開始とともに症状が軽くなるか、まったくなくなる状態を「月経前症候群(PMS)」と言います。また、PMSのなかでも特に精神症状が強く、仕事や対人関係に影響を及ぼしてしまうなど、日常生活に支障をきたすような状態を「月経前不快気分障害(PMDD)」と言います。

これらの症状は、女性ホルモンが月経周期のなかでリズムをもってきちんと分泌され、排卵が起こっていることの証であり、女性のカラダが正常に機能しているとも言えるのですが、毎月症状に悩まされるのも辛いですよね。

まずは、婦人科を受診してみることをおすすめします。婦人科では、女性ホルモンの変動を抑え、排卵を止める低用量ピルでの治療が検討されます。PMSは、月経前に女性ホルモンが急変動することが原因のひとつとして考えられているので、ピルで変動をなくすことで効果を期待するわけですね。また、漢方薬でココロとカラダのバランスを整えて治療をする場合もあります。

ただ、サンフラワーさんの場合はパニック障害のような状況に陥ることもあるとのことですので、もしかしたら心療内科での治療が必要になるかもしれませんが、治療方針を決める窓口としてまずは婦人科で相談されてみると良いでしょう。

これらのアドバイスが、サンフラワーさんのお役に立てば幸いです。