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カラダ
2023年4月5日

【お悩みQ&A】不妊治療は女性がメイン?

妊活・プレママ

妊娠・出産


松村圭子
このカウンセリングの回答者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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お悩み


結婚して数年経つのですが子供ができず、不妊治療を始めようと主人と相談しています。実は少し前にもちょっと調べたり、病院にいったこともあるのですが、私が仕事を続けながらの妊活だったため、なかなか難しく(女性の体が休まらないと、なかなか難しいといわれました)、今回も同じような結果になるのではないかと不安です。不妊治療は、女性だけがメインなのでしょうか?仕事もやめないとできないものなのでしょうか?
20代後半
れのちゃさん

回答



れのちゃさん、こんにちは。不妊治療は女性がメインなのか?仕事をやめないとできないものなのか?と悩まれているのですね。
まず、不妊治療は女性だけがメインなのか?というご質問ですが、決してそうではありません。不妊検査・治療は、男女が共に協力しあって行うものです。不妊の原因は男女半々であることがわかっていますので、まずは男性も精液検査などの検査を受けて、不妊の原因があるかを確認する必要があります。
ただ、実際に不妊治療をするとなると、多くの場合、女性側が頻繁に婦人科を受診して進めることになりますので、心身の負担も大きいと思います。女性だけがメインと思うと、孤独感を感じて精神的に辛くなるかもしれませんが、お互いに思いやりと理解をもって治療していくことができれば、心強いと思います。
不妊治療と仕事の両立はなかなか難しいですね。近年、晩婚化を背景に不妊治療を受けるカップルが増加しており、仕事をしながら治療を受ける方は増加傾向にあると考えられます。厚生労働省が行った調査によると、不妊治療と仕事の両立ができている人は53.2%、両立できずに仕事を辞めた人は15.8%、両立できずに不妊治療をやめた人は10.9%、両立できずに雇用形態を変えた人が7.9%でした。このデータによると、34.6%の方が不妊治療と仕事の両立ができず、どちらか一方を諦めなくてはならない状況であったことがわかります。
不妊治療の通院頻度は治療の内容によっても異なりますので一概には言えませんが、仕事のスケジュールに合わせた治療スケジュールを立てることができれば、両立もできそうですね。また、頻回な注射治療が必要な場合、自己注射練習を行うことで自宅で自分で注射をすることもできますし、排卵誘発剤を郵送してくれる医療機関もありますので、これらを利用すれば受診頻度を減らすことができますね。
近年、不妊治療と仕事の両立ができる体制づくりの必要性が高まっています。職場の受け入れ体制や身近な人の支えなど、社会全体での取り組みで不妊治療を受ける人の身体的・精神的負担が軽減されるといいですね。
これらのアドバイスが、れのちゃさんのお役に立てば幸いです。
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