お悩み

ひどい更年期障害に悩んでいます。主に、ほてりやのぼせ、肩こりと不眠の症状がひどいです。これらの症状が強いと、精神的にも不安定になり、イライラしがちだったり、外に出るのが億劫になります。友人は、病院で薬を処方されているそうなのですが、劇的な効果を感じているようではありませんでした。更年期障害は、病院に行っても治らないのでしょうか?

回答

おもちさん、こんにちは。ほてりやのぼせ、肩こり、不眠、イライラなどの更年期症状に悩まれているのですね。

まず、更年期についてご説明しましょう。
更年期になると、女性ホルモンの「エストロゲン」が急激に減ったり戻ったりを繰り返しながら大きく変動することに伴い、自律神経が乱れてココロとカラダに様々な不調があわわれることがあります。このような更年期症状が、日常生活に支障を来すような状態を「更年期障害」と言います。

治療についてですが、更年期障害は病院に行っても治らないというわけではなく、ご友人の場合は治療法がご友人に合っていなかったのかもしれません。
治療法としては、ホルモン補充療法(HRT)、漢方薬、プラセンタ注射などが挙げられます。

ホルモン補充療法は、減ったエストロゲンを補充する治療法で、根本的な治療と言えます。特に、ほてりやのぼせなどホットフラッシュに早期の効果が期待できます。
漢方薬は「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「加味逍遙散(かみしょうようさん)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」などが代表的です。体質や症状に合わせて処方されます。
プラセンタは、ヒトの胎盤が原料で、ホルモンや自律神経のバランスを整えたり、血流を改善するなどの作用があります。

おもちさんも、まずは婦人科を受診して治療について相談されてみることをおすすめします。
これらのアドバイスが、おもちさんのお役に立てば幸いです。