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カラダ
2026年6月3日

【お悩みQ&A】多嚢胞性卵巣症候群とは?

子宮の病気

月経(生理)


松村圭子
このカウンセリングの回答者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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お悩み


多嚢胞性卵巣症候群とはどんな病気ですか? なぜなるのでしょうか? 対策や対処はないのですか?
30代前半
くうさん


回答


くうさん、こんにちは。多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)についてのご質問ですね。

通常の月経周期では、卵子を包んでいる卵胞が十分に成長して破裂し、排卵が起こるのですが、多嚢胞性卵巣症候群の場合は、卵胞の成長が途中で止まって排卵が起こらず、いくつもの小さな卵胞(嚢胞)が卵巣内にとどまってしまう疾患です。生殖年齢の約5〜10%に発症するとされています。

多嚢胞性卵巣症候群の原因は完全には解明されていないのですが、卵巣から分泌される女性ホルモンと、脳下垂体から分泌されるホルモンのバランスが崩れて排卵が起こらなくなり、また環境や遺伝的要因などの複合的な因子によって発症すると考えられています。

多嚢胞性卵巣症候群になると、排卵が障害されるため、月経不順になったり不妊の原因となることがあります。数か月月経が来なくなるなど、安定した排卵がないため、不妊の原因となりやすいのです。
また、男性ホルモンが過剰になる場合があり、多毛やにきびが見られることがあります。

治療については、年齢や妊娠を希望するかどうかによって異なってきます。妊娠を希望していない場合は、低用量ピルなどによるホルモン治療で定期的に月経を起こします。そうすることで、ホルモンバランスが整い、多毛やニキビも改善されます。妊娠を希望する場合は、まずは排卵誘発剤を内服して排卵を促しますが、内服の排卵誘発剤が反応しない場合は、注射による排卵誘発剤を使用します。さらには、腹腔鏡下で卵巣に複数の小さな穴をあけて自然排卵を促す手術を行う場合もあります。

「周期は長いけど月経は来ているから大丈夫。」と思わず、次の月経までの周期が長かったり、気になる症状がある時は、一度婦人科で相談してみると安心です。
これらのアドバイスが、くうさんのお役に立てば幸いです。
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