ココロ
2020年2月12日

離婚や一人親による子どもへの悪影響を防ぐ5つの方法


[目次]

  • お悩み
  • 回答
  • ・一人親が子どもにどんな影響を与える?
    ・一人親のどんな要素が子どもの成長に影響を与えるのか
    ・どうしたら離婚や一人親による悪影響を防ぐことができる?
    ・何が重要なのかを理解していれば、離婚していても、子どもはしっかりと育つ


    お悩み


    「夫の不倫と借金が理由で、離婚を考えています。不倫をした夫は許せないのですが、子どもにとっては良い父親なので、離婚を躊躇(ちゅうちょ)してしまいます。
    子どものことを考えると離婚はやめたほうが良いのではという自分と、夫が許せない自分がいます。子どもが大きくなるまで待ったほうが良いのか…。
    親の離婚は子どもにどんな影響を与えますか?これから先、反抗的な子になったり、非行など、いろいろ心配です。子どもは4歳です」

    miomioさん



    回答


    miomioさん、こんにちは。
    旦那さんの不倫と借金が原因となって、離婚を考えていらっしゃるけれど、お子さんに悪い影響を与えてしまうのではないかと心配で離婚を躊躇されているのですね。そして、もしも離婚したら、どんな影響があるのかを知りたいと思っていらっしゃるのですね。

    旦那さんに対する怒りや、心の痛み、許せない気持ちを抱えながら一緒にいるのはつらいでしょうし、一方で親としてお子さんに対する責任や心配との板挟みで、どうしたら良いのか苦しんでおられることと思います。おつらいですね。

    miomioさんの選択をサポートするために、親の離婚が子どもにどんな影響を与えるのか、ということについて一緒に考えていきたいと思います。

    もちろん大前提としては、これからお伝えすることは一般論にはなってしまいますが、何らかのヒントになれば幸いです。

    ●一人親が子どもにどんな影響を与える?

    まず、シングルペアレント、つまり一人親であることが子どもに与える影響というのは、以前ほどではないにしても、子どもの成長やメンタルヘルスにリスクがあることが、残念ですが研究によって分かっています。

    例えば、一人親の子どもたちは、学校の中退率が高く、アルコールや薬物の使用への危険が高いということも言われています。

    スウェーデンでの大規模な若者の健康状態を調査した研究では、一人親の家庭の子供は精神的な病気になる率、自殺未遂とアルコール中毒になる確率も、そうではない家庭に比べると倍近くに大きくなっていることが分かりました。
    また、別の研究によると・・・・・