ココロ
2017年6月7日

母の介護など様々な問題を一人で抱え、今後が不安


お悩み


「母が3月初めに、急な心臓の不調で入院しました。
以来、週に1、2回ほど母の相手をしたり、必要な物を用意したり、医者や看護師などから話を聞き、病院で様々な手続きをしています。
そして、帰宅してから、家事などをしています。
今は、リハビリ転院に向けて、転院先を見学に行き、介護保険の説明書を読み、母の退院後の生活などについて、ケアマネージャーさんと話をしなくてはなりません。
しかも、今住んでいるアパートが、大家さんの事情で、遅くとも来年初めまでには出て行かなければならず、転居先も探さねばなりません。
わが家は、母と二人暮らし
ひとりで抱え込むことはしないようにと思っていますし、「何かあれば絶対連絡して」と言ってくれる30年来の友人もいるので、アドバイスやフォローをお願いしようと思っています
しかし、その友人も、以前大病を経験し、今もひざの痛みなどあり、あまり外出しておらず、頻繁に頼るわけにもいきません(それでも毎日メールをし合って、精神的に、多少楽になる面はあります)。
親せきも、父方は本州におり、現在は誰がどこにいるのかもわからず、母の兄弟姉妹は、ほとんど亡くなり、ひとりいる姉(叔母)は、90代で介護を受ける身です。
他のいとこたちも、それぞれ仕事が多忙で、遠くに住む人もいて、気軽に頼れません。
私も体調不良から現在無職で、複数の掛りつけで薬も処方してもらっています。
母の医療費や自分の通院費、薬代、その他金銭的不安もあり「目前のことをひとつひとつやろう」と思っても、つい「結局、ひとりでほとんどやらなきゃならない」と思ってしまいます
面会に言ったとき、「あんただけが頼りだ」と母に言われると、「そうなんだ」と自覚する反面、薄情ながらその言葉を重荷に感じる自分もいます
先々のことをあれこれ悩んでも…と思いつつ、退院後の母の世話についても不安も覚え、つい先々を考えて、自分のことには頭があまり回らず、たまに時間が空いても、気分転換する気にもなれません。
どこで息抜きをし、誰にどう頼ったら良いのかもわからず、不安や緊張感が常に抜けません

冷夏さん


回答


冷夏さん、こんにちは。
お母さんが体調を崩し入院されてから、お母さんの病院での精神的なケアから身の回りのお世話、病院とのやり取り、転院の準備、家の中や転居のことなど、一気に降りかかってきた様々なことに、疲労と緊張、不安を感じて、息もつけない感じが続いていらっしゃるのですね。
本当に、きっと全速力のマラソンが永遠に続いているような、休めない苦しみを感じていらっしゃることと思います。

●いま、あなたが感じているものは…

さて、「結局ひとりでほとんどやらなきゃいけない」という文章を読んで、ひょっとすると、冷夏さんの中に、この状況に対する怒りもあるのではないかと感じました。
その怒りは、状況そのものに対するものかもしれませんし、ひょっとするとお母さんへの怒りもあるのではないでしょうか

母の介護で不安

お母さんの「あんただけが頼りだ」という言葉には、お母さんの娘である冷夏さんへの信頼もあると思いますが、どこか依存があるように感じました。
お母さんがそのように依存してくる感じ、なにか絡まってくるような感じに、重圧と逃げられない感じや、怒りを覚えたとしても、それはとても良くわかることです。

お母さんへの責任をひとりで背負わないとならない感じは、とても重く苦しい感じがすることでしょう
それは、お母さんへの愛情がないといったことではなく、自分が無くなってしまうような恐怖と、人の命や生活を、丸ごと抱えなければならないような責任への重圧感ではないかと思います。

そして、「結局ひとりでほとんどやらなきゃいけない」には、もちろん、一気に降りかかってきた「考えなくてはならないこと」、「やらなければならないこと」に押しつぶされそうな重圧感、苦しさ、不安、誰にも頼れないような孤独感が含まれていることでしょう。
そして、何か胸につかえている感じ、呼吸ができない感じも伝わってきました・・・・・