ココロ
2018年1月10日

人間関係がつらい、辞めたい…そんな保育士さんに読んでほしいアドバイス

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「初めまして。保育士をしており、今年で4年目ですが、人間関係に悩み円形脱毛症になるまでつらい毎日です。保育士同僚も、親御さんと接するのもつらいです。去年はもう辞めようと思うくらいでした。
何かしようとしてもうまく進められず、やるべきことに向かえないことが増えました。気持ちと身体がちぐはぐな感じで、以前の自分と違います。集団が苦手になり、休日は憂うつさに負けてしまい、ふて寝をしたり、平日も休みたいと思うことは多くなったり、泣きたくなったりと、精神的にギリギリです。何度かカウンセリングや心療内科のサイトを見ていますが、勇気が出ません」

20代後半
セイラさん


回答


セイラさん、こんにちは。
職場での人間関係で悩み、つらい毎日を過ごしていらっしゃるのですね。ご自分でも、以前とは違う心身の不調をはっきりと感じていらっしゃるけれど、カウンセリング、心療内科などに行くことにちゅうちょしてしまうのですね。
セイラさんが心身ともにギリギリの状態でお仕事を続けていらっしゃるつらさが文章から伝わってきました。とても苦しいですね。

●保育士の仕事がつらい、ストレスが多いといわれる理由

人間関係がつらい、辞めたい…そんな保育士さんに読んでほしいアドバイス

さて、それぞれのお仕事には個々のストレスがつきものですが、保育士さんのお仕事も、とてもストレスの多いお仕事だと思います。その理由の一つとして、少し特殊な人間関係が挙げられるかと思います。それは、女性が多いということです。

もちろん女性といっても、ひとそれぞれ個性がありますが、一般的に女性は感情的になりやすい傾向があり、仕事上のやり取りを個人的なこととして受け止めやすい傾向があります。すると理性的に問題を中心にして話し合うというよりも、感情的にぶつかり合うようなかたちになりやすいのです。

また保護者の方の中には、我が子への思いのあまり、理不尽な要求や、一方的な言い分を押しつけてくる方も多くなってきたという背景もあるなか、そうした方々への対応に精神的に疲れきってしまうこともあると思います。

それから、保育士さんは本来、子どもたちが好きで、理想を持って仕事を選び、真面目で一生懸命な方が多いということもあり、そうしたストレスがあっても一人で抱えてしまう傾向もあるのではないかと思います。

そうした要素が・・・・・

★執筆:
臨床心理カウンセラー。国際基督教大学心理学卒業。