ココロ
2018年2月14日

頼れるリーダーになりたい人へ|サーバントリーダーの特徴と心得たいポイント

仕事・職場の悩み

お悩み


「こんにちは。年明けて2月から職場で、チームのリーダーになりますが、自信がなく、緊張と不安の毎日です。
私は今まで上の立場になったこともないし、人見知りで、物事をハッキリ主張することができない性格です。自分がリーダーのポジションに向いているとは到底思えません。
でも、これから入ってくる新人たちを引っ張っていかねばなりません。どのような心がけをすれば、頼れるリーダーになれるのでしょうか? 何かアドバイスをいただければと思います」

ハコニコさん



回答


ハコニコさん、こんにちは。
チームのリーダーになるというのに、ご自分がそのポジションに向いた性格をしているとは思えずに、どうやって新人たちを引っ張っていったら良いかと緊張と不安の毎日を送り、悩んでいらっしゃるのですね。新しい状況、慣れない状況というのは、誰にとっても不安で怖いものだと思いますが、自分がそれを上手くこなせないのではないかと思うと余計に不安になるでしょうし、とても緊張しますね。

●リーダーの役割

リーダーの役割

さて、リーダーの一つの大きな役割は、チームの人々を導くことですよね。
この導くときに重要なのが、自分たちがどこに向かっているのか、そこに向かうのにどんなステップを踏む必要があるのかを上手にメンバーと共有し、イメージさせられるのがリーダーの役目ではないかと思います。

そして、そのためには、リーダーとしてのあなたご自身が、「こうしたい」という目標を明確にイメージできているか、そこに辿り着きたいという熱意があるかどうかが大切です。

人間には、人の言動を真似する「ミラーニューロン」という脳の部分があります。あなたの下の人は、あなたの言動を見て、それを真似るのです。
ですから、まずはご自分自身が下の人にやってほしいことを実行するのが先ではないかと思います。

では、その共有した目標や、達成したビジョンに向けて、チームとしてどうしたら良いかということを考えてみましょう。

●支配型だけじゃない。相手を支援するサーバントリーダーとは?

ハコニコさんが自然に、リーダーというのは「皆を引っ張っていかなければならない」というイメージをされていたように、一般的なリーダーのイメージは皆をグイグイ引っ張っていくような「支配型」が強いですよね。
けれど、リーダーのスタイルは一つだけではありません。

例えば、「サーバントリーダー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。サーバントとは、もともと「召使い」を意味しますが・・・・・

★回答:
臨床心理カウンセラー。国際基督教大学心理学卒業。