レシピ・食事・栄養
2017年8月7日

やってはいけない!? 話題の「おにぎりダイエット」


ダイエットの方法にはいろいろとあります。ここ最近では「炭水化物ダイエット」が話題となり、実践している方も少なくありません。指導の現場でも、質問されることが多くなりました。
炭水化物を避ける方が多い一方で、「おにぎりダイエット」が話題になっていることをご存知ですか?

おにぎりは炭水化物そのものですから、炭水化物ダイエットと矛盾するところが大きいもの。果たして本当に効果があるのか、考えてみましょう。


おにぎりダイエットの目的


日ごろ取り過ぎている脂肪、糖質を制限して体重を減らしていくことのほか、パンや麺類でなく、昔からの米食を主体に摂取することで、体の体質改善を促すことが目的に挙げられます。


おにぎりダイエットの方法



続いて、おにぎりダイエットの進め方を見ていきます。
まず、毎日3食、食事時間を決めて食べます。
おにぎりは、1日あたりお米2合分から5~6個作り、3回に分けて食べます。目安は、朝1個~2個、昼2~3個、夕1個。具は、梅、おかか、昆布、のりの佃煮など低カロリーの物を使います。

おかずは野菜中心に食べます。サラダの場合、ドレッシングはノンオイルで油は使いません。
また、ご飯以外のパン、麺類などの炭水化物、肉類や魚介類は食べません。味噌汁は食べて良いことになっています。

その他、アルコールや菓子、清涼飲料水もNGで、空腹時は、お菓子ではなく、おにぎりをおやつにすることになっています。


おにぎりダイエットの注意点


ダイエット期間は2週間~3週間の短期間のみ行うものであり、長期にわたって行いません。BMIが標準より大きい人向けですが、5%程度の減量を目標にしたもので、それ以上無理しないことになっています。
また、ダイエット中はハードな運動はしません。エネルギー摂取をかなり制限しているため、けがの元になります。

以上が、おにぎりダイエットの特徴です。
では、ここからは、このおにぎりダイエットが、おすすめできるものかどうか見ていきましょう。


おにぎりダイエットの問題点



栄養面からいうと、鉄分、カルシウムはじめとしてミネラル、さらにビタミン、良質なたんぱく質など体に必要な栄養素がすべて不足している食事です。・・・・・