夫、彼が野菜嫌いで困っている。大人の偏食を克服させるには?

大人の偏食は、難問

食事の好みは自由とはいえ、今や健康志向が高まる中で野菜摂取を勧めるお話をいろいろな場で実践しています。野菜嫌いや偏食は子どもにありがちな悩みですが、指導の現場でも野菜は食べられない、嫌いではなくとも口にすることがほとんどない方など、大人の好き嫌いは、子ども以上に難問となります。
というのも、子どもの場合はこれから成長する段階で、いろいろな食事を通じて克服することが可能です。しかし、大人の場合、長く積み重ねてきた食生活が大きく左右してきます。

野菜嫌いのご主人や彼の食事に悩んでいる方に少しでも参考になればと、今回は大人の偏食について取り上げました。

普段は「野菜なんて食べなくとも…」と言っていても、野菜が健康に良いことをわかっているので、「食べなくては…」「食べられるようになりたい…」と思っている方が多いのではないでしょうか。

まず、野菜不足により体にどんな影響が出てくるかを考えてみましょう。

野菜の働きと野菜不足がもたらす影響

野菜の特徴は、低エネルギー、豊富な食物繊維、ビタミン、ミネラルの供給源が挙げられますが、次のような健康効果を期待できます。

【野菜の働き】

･便秘改善
･生活習慣病を予防
･血糖値の上昇を抑え、肥満を予防
･ダイエットに欠かせない食物繊維を供給
･代謝アップに欠かせないビタミン、ミネラルを供給
･肌荒れ予防に欠かせないビタミンを供給
･風邪予防のビタミンを供給
などで、野菜不足にはさまざまな不調を引き起こすことがわかっています。

大人の偏食をどうにかしたい…野菜嫌いを改善するには?

そうはいうものの、突然野菜を食べられるようになるような方法は残念ながらありません。
子どもと違い、野菜にまつわる嫌な記憶も多いこと、子どもの頃から食べなかったことが、野菜を口の中で拒絶してしまっている可能性もあります。少しずつ野菜を食べられるように習慣付けていくことがポイントです。

下記のような方法を試してみてください。