レシピ・食事・栄養
2019年2月18日

もったいない!環境にも財布にも優しい「食品ロス」を減らす生活

料理のコツ・栄養知識

暮らし

毎日欠かせない食事。私たちが健康を維持するためにも食事は大切と言えます。
しかし、最近「食品ロス」という言葉が注目されているようです。ご存知でしょうか。
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに廃棄されている食品のことを言います。大切な食べ物を無駄にするばかりか、栄養も無駄にしていることにつながります。消費者庁や農林水産省、環境省などにおいても「食品ロスを減らすことが必要」と働きかけもされ、推進されています。

今回は、この「食品ロス」について考えてみたいと思います。


[目次]

  • 「食品ロス」について考えてみましょう
  • 食品ロスを減らすために、今日からできる5つのこと


  • 「食品ロス」について考えてみましょう


    日本では、年間2842万トンの食品廃棄物などが出されています。このうち、まだ食べられるのに捨てられている、いわゆる食品ロスが年間約632万トン(※1)と言われています。
    これは、日本人1人当たり、毎日お茶碗1杯分相当の食べ物を捨てている計算になります。

    そのために、国は消費者が食品ロスに対する認識をより高めて、消費行動を改善するような働きかけを進めています。
    食品ロスを減らすためには、消費者が食べ物をもっと大切に扱い、無駄なく消費していくことが大切です。

    食品ロスは、家庭、食品メーカー、小売店、飲食店など食べる場に関係する様々なところで発生しています。特に家庭においての食品ロスは全体の半数近いと言われています。最も多いのが野菜、次に調理加工品、果実類、魚介類となっています。
    捨てた理由は、「鮮度低下、腐敗、カビの発生」「消費期限、賞味期限も過ぎた」などが主流にあげられているようです。家庭ごみの中には、手つかずの物も破棄されているという指摘もあります。

    ※1
    「食品廃棄物等の利用状況等(平成27年度推計)」環境省
    http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/attach/pdf/161227_4-55.pdf


    食品ロスを減らすために、今日からできる5つのこと




    (1)「買いすぎない」「食材を使いきる」「食べきる」

    無駄を防ぐために、買い物前に食品の残りを確認し、必要なものだけを買うようにします。特に傷みやすい食材は、買ってきたら、食べきれる量の購入を実行します。安いからと、必要以上に大量に買わないようにします。

    (2)冷蔵庫の保存機能を目的別に上手に活用

    冷蔵庫・・・・・