レシピ・食事・栄養
2019年6月3日

ヘルシー食材「豆腐」まるごとマニュアル&レシピ!歴史・栄養・種類


年中お手頃な値段で購入でき、タンパク質やイソフラボンが豊富なありがたい食材「豆腐」。
そんな豆腐は毎日のように食べるという人も少なくありませんが、定番の活用しかできない人も多いのではないでしょうか?豆腐はスイーツなどにも活用できる万能食材!
ということで今回は、身近過ぎて見落としがちな「豆腐」についてお伝えしていきます。


[目次]

  • 精進料理で普及した!? 栄養豊富な食材「豆腐」の歴史
  • 主な豆腐と、豆腐加工品の種類と特徴
  • 身近でヘルシー!うれしい豆腐の栄養
  • 豆腐を使ったヘルシーレシピ:豆腐のチャーハン
  • 豆腐を使ったヘルシーレシピ:厚揚げと野菜のカレー


  • 精進料理で普及した!? 栄養豊富な食材「豆腐」の歴史


    豆腐の発祥の地は中国とされています。日本へは、奈良時代に、中国に渡った「遣唐使」の僧侶等によって伝えられたとされていますが、明確な記録はありません。

    そんな豆腐は、精進料理の普及にともない、寺院の僧侶等の間で普及。やがて貴族や武家社会に伝わり、室町時代になって、全国的にもかなり浸透したようです。製造方法も奈良から京都へと伝わり、次第に全国へと広がっていきました。本格的に庶民の食べ物として取り入れられるようになったのは、江戸時代と言われています。


    主な豆腐と、豆腐加工品の種類と特徴


    ●木綿豆腐

    「豆腐」まるごとマニュアル&レシピ 木綿豆腐

    木綿豆腐は、豆乳に凝固剤となるにがりを加えて凝固させ、布を敷いた穴の開いた木綿豆腐用の型箱に流し込んで、圧搾形成した豆腐です。木綿豆腐という名前は、豆腐の表面には箱に敷き詰めたれた布目が付くことに由来しています。
    水分を絞っていることからやや硬めで、大豆の味を楽しめるのが特徴です。

    ●絹ごし豆腐

    「豆腐」まるごとマニュアル&レシピ 絹ごし豆腐

    絹ごし豆腐は、豆乳を凝固剤で凝固し、絹ごし用の型箱に流し込んで、ゲル状に固め、水にさらした豆腐です。木綿豆腐と違い圧搾成型をしないため、吸水総量は原料大豆重量の5~6倍となり、滑らかで柔らかい触感の豆腐となります。
    絹ごし豆腐の名前は、絹でこしているから付いたわけではなく、口当たりが由来。柔らかくてきめ細やかな口当たりが、まるできぬのようであることから、絹ごし豆腐と呼ばれるようになったそうです。

    ●おぼろ豆腐(寄せ豆腐)

    「豆腐」まるごとマニュアル&レシピ おぼろ豆腐(寄せ豆腐)

    おぼろ豆腐は、豆乳が冷えないうちに凝固剤となるにがりを加え、櫂(かい)と呼ばれる木の板でかき混ぜて作ります。豆乳の濃度、温度、にがりの量、そして攪拌(かくはん)が揃うことで、豆乳は水と分離することなく固まりはじめ、おぼろ豆腐が出来上がります。
    おぼろ豆腐は寄せ豆腐とも呼ば・・・・・