エクササイズ・ダイエット
2019年2月9日

専門家に聞く!外反母趾の予防・改善方法ゆりかご歩き(R)とは?


[目次]

  • 外反母趾の2大症状「変形」と「痛み」
  • 「ゆりかご歩き(R)」で外反母趾の予防・改善!


  • ハイヒールや足に合わない靴を履き続けているとなりやすい「外反母趾(がいはんぼし)」。ある調査によれば、仕事中に足の悩みを抱える女性は8割以上になるそうです。中でも外反母趾にまつわる悩みは4割以上の女性が抱えているとのこと。
    外反母趾以外にも浮き指や内反小趾、開張足、ハンマートゥ、タコなど、足の悩みは尽きません。ハイヒールを履くのをやめても進行が止まらないことも多々ありますし、ハイヒールとは無縁の男性や子どもにも外反母趾の症状が見られるケースもあります。

    そこで今回と次回の2回に分け、外反母趾と浮き指を取り上げます。
    過去20数年にわたり5,000名以上の外反母趾の患者さんを診察された、外反母趾研究所 代表 古屋達司先生のお話を交えながら、予防・改善法について解説していきます。


    外反母趾の2大症状「変形」と「痛み」


    外反母趾とは、足の親指のつけ根の部分が「く」の字に曲がって突き出してしまった状態を指します。この変形に伴って、ジンジン、ズキズキ、ズーンといった痛みが現れるようになります。
    一般的には、ハイヒールのような先の細い靴を履いていることによって引き起こされると考えられがちですが…実は、普段の歩き方に根本的な原因があるようなのです!

    「歩くときに足指が使われないと、関連する筋肉は退化してしまいます。すると、足裏のアーチ(横アーチ)が失われ、足指のつけ根の部分が横に広がってしまう『開張足(かいちょうそく)』になってしまうのです。これによって親指のつけ根がくの字に曲がってしまうわけです」(古屋先生)

    外反母趾の2大症状「変形」と「痛み」
    上から見た足
    (左)正常 (右)開張足
    外反母趾の2大症状「変形」と「痛み」
    前から見た足
    (左)正常 (右)開張足

    「さらには、足指を使わずに・・・・・