ビューティ・ファッション
2017年4月30日

クレオパトラも愛したエメラルド物語


かの美女、クレオパトラが愛した宝石をご存じですか? それは5月の誕生石、エメラルドです。5月を間近に控え、エメラルドのお話をお届けします。


「エメラルド」の基礎知識


【色】

美しいグリーンが印象的ですが、黄色や青色も混じるため、緑といっても、黄緑から青緑まであります。しかし、薄い緑はランクが低く、決してエメラルドと呼ばれることはありません。

宝石でなくとも、自然の中の濃い緑色「エメラルドグリーン」の水をたたえた湖や海、温泉などを見ることはあるでしょう。美しいですよね。

【エメラルドとアクアマリンは兄弟!? 】

鉱物名は「ベリル」といいます。べリルの本当の色は無色透明。しかし、クロムや鉄、マンガンなどの不純物が入ると様々な色に変化し、緑はエメラルド、水色はアクアマリン、ピンクはモルガナイト…と色によってその呼び名を変えるのです。

エメラルドと3月の誕生石アクアマリンが、もともとは同じなんて不思議ですね。

【「翠玉」「緑玉」という別名も】

和名では「すいぎょく」「りょくぎょく」ともいわれます。これらの和名、最近ではゲームでお目にかかるという人もいるのでは!? 
エメラルドのことだったんですね。

【好きな色は産地で見る! 】

エメラルドの産地はコロンビア、ブラジル、ザンビア、ジンバブエなど。コロンビア産が最も多く60%以上を占めるため、良質なものも多数存在しています。
しかし、産地別に色の特徴があるそう。コロンビアは青色を含まない純粋な緑色、ブラジルは黒味を帯びた緑色、ザンビアは透明度が高く濃い緑色、ジンバブエは少し黄色がかった濃い緑色であることが特徴です。

購入するときは、・・・・・