ここ数年、まるでメイクをしていないかのように見せる“すっぴん風ナチュラルメイク”が流行しています。特に、今季は自分の素材を生かしつつも、よりナチュラルに顔の彫りを深くできる立体感あるメイクがじわじわ来ているとか。

「そのポイントはアイメイクにあり!」というのは、メイクにも精通する美容師の浅野道子さん。人気女優をお手本にしながら、一般の人にもできる自分らしさを引き出せる旬のメイクを教えてもらいましょう。

すっぴん風メイクの流行の背景

人気のすっぴん風メイクですが、近年では色っぽい血色メイクとして「おフェロ顔」、韓国発の目元を強調した色っぽい「ドファサルメイク」、日本でも泣きはらしたあとのように可愛い「うさぎ目メイク」などが人気を呼びました。

浅野さん「端的に言えば、かわいい＋色っぽいがキーワード。透明感のある肌に自然な発色のチークやリップを合わせて健康的な美しさを作り出してきました。
わかりやすくてシンプルなメイクなので、時短にもつながることはもちろん、男性受けもよいので好まれるようになったのではないでしょうか」

そうしたナチュラルメイクの最前線にいて、トレンドの基準になるのは、女優の石原さとみさんとのこと。それでは具体的に見ていきましょう。

レッスン1：まずはベース作り

どうしても、肌トラブルや毛穴などが目立たないように厚塗りしがちな下地。透明感ある肌を作るには、下地作りも非常に大切な工程になります。

浅野さん「美容液や日焼け止め、ファンデーションなどの役割を兼ね備えたBBクリームを使いましょう。スキンケア効果がありながら、カバー力もばっちり。厚化粧に見えてしまったり白浮きしてしまわないよう、自分の肌色に合ったものを使用してくださいね。
塗りすぎに注意しながら、スポンジで毛穴を埋めるように肌になじませる程度でOKです。今年はツヤ肌よりマットな肌が旬なので、適度にパウダーでおさえましょう」

レッスン2：眉と鼻で彫を深く見せよう

ここからは、このメイクの要となるアイブロウ、そして、鼻に影を入れていきます。彫りを深く見せるということが非常に大切になります。

●アイブロウ

浅野さん「アイブロウペンシルで、･････