お悩み

「私は、40歳独身、会社員、ひとりっ子です。
先日の健康診断の結果が、数値的にかなり悪かったです。特に婦人科では、『がんの精密検査を受けるように』と書いてあり、精密検査の結果は、『経過観察』でした。

結婚もしておらず、ひとりっ子で、貯金もあまりありません。交際相手もいません。
ご相談は、老後が不安で仕方ないということです。

今は、ひとりで暮らせるほどの給料をいただいていますが、今後、入院などしたらと不安になります。
もし仕事を辞めたら、再就職も厳しいでしょうし、老後の年金もあてにならない…と、いろいろ不安です。
孤独死のニュースも、ひとごとには思えません。
やはり、40歳は、曲がり角なのでしょうか」

回答

たけやんさん、こんにちは。
40歳になられ、老後のことを考えると、ご自分の現状が心もとないように感じられ、強い不安を感じていらっしゃるのですね。

ご相談文から、健康診断の結果によって、急にご自分の身体に不安を覚え、「これから先、何かあったらどうすれば良いのだろう」と、将来への不安が芽生えられたのを感じました。そして、ふと周囲を見渡すと、頼れる人が誰もいない、ひとりぼっちのような感じがされたのではないでしょうか。



さて、「やはり、40歳は、曲がり角なのでしょうか」とのご質問ですが、確かに40代に突入することは、ひとつの大きな節目であるかもしれません。
この時期には、多くの人が「心の危機」を経験することから、心理学では「ミドルエイジ･クライシス」もしくは「ミッドライフ･クライシス」ともよばれています。
自分の過去を振り返り、将来を考える中で「自分の人生はこれで良かったのだろうか」「この先、このままで良いのだろうか」といった疑問が生じることで、それまでの価値観が揺らぎ、戸惑いを感じます。

ひょっとすると、たけやんさんも40歳になられ、ふと立ち止まり、自分の足元が揺らいでいるような不安や戸惑いをお感じになっていらっしゃるのかもしれません。
たけやんさんが突入されたのは･････