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ココロ
2018年9月5日

アルコール依存症の母をどうにかしたい。病院につれていくには?

依存

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★このカウンセリングの回答者
五味 佐和子。臨床心理カウンセラー。国際基督教大学心理学卒業。


お悩み


「アルコール依存症の母をなんとかしたいです。
病院につれていきたいのですが、言うことを聞いてくれません。母にはアルコール依存症の自覚がないと思います。一度お酒を飲み出すとふらふらになるまで飲んでいます。
毎日のようにたくさん飲むので、お酒を没収したり、飲まないで!と強く言いましたが、私や他の家族がいない間にコソコソ飲んでいるようで、明らかに酔っているのに、飲んでないと言いはります」

30代前半
吉良さん



回答


吉良さん、こんにちは。
お母さんが毎日のように、一度飲み出すとふらふらになるまでお酒を飲まれているけれど、ご自身にはアルコール依存症の自覚がなく、心配されていらっしゃるのですね。病院につれていきたいと思っていらっしゃるけれど、ご自身にはその意思もなく、そんなお母さんを身近に見てらっしゃるのは、とても不安でしょうし、苦しいことと思います。おつらいですね。

●アルコール依存とは?どうして依存してしまうの?



さて、アルコール依存症とはまさに「飲酒のコントロールができない」ことが特徴です。つまり、
・ほどほどに適量を飲む、適当なところで止めるといった「お酒を飲む量」
・いつ飲むかといった「酒を飲むタイミング」
・本来お酒を飲んではいけない職場や仕事中に飲むなど「お酒を飲む状況」
をコントロールできなくなった状況がアルコール依存症です。

お母さんはアルコール依存症だからこそ、「一度お酒を飲み出すとるふらふらになるまで飲んで」しまい、家族に隠れてまで飲んでしまうということが起きているのだと思います。

・アルコール依存の大きな原因「報酬係」

そのような状態になってしまう大きな原因として、アルコールという依存性の強い薬物を長期間大量に摂取しつづけることで、脳内に「報酬系」とよばれる経路ができてしまうということがあります。この経路ができてしまうと、お酒に対する強い精神依存が生じて、お酒を飲みたいという強い欲求が出現し、コントロールができない状態になってしまうのです。

・アルコール依存の治療方法

コントロールができないということは、お酒の量を減らすというような方法では治療になりませんので、完全な断酒をするしかありませんし、治療にはじ自助グループへの参加など多くのことが求められます。
そうしたことは、やはり専門の治療機関で受けるのが一番だと思います。

これまでは、アルコール依存症の治療薬としては、抗酒薬と呼ばれるお薬しかなく、これを服用中にお酒を飲むと吐き気や頭痛、動悸、呼吸困難などになり、お酒を飲みたくなくなるようなお薬でした。

ところが、2013年にお酒を飲みたい欲求そのものを減らすような新薬も使用できるようになりましたので、アルコール依存専門の医療機関に、お母さんをつなげることができれば治療にも希望が持てます。

●まず自覚のチャンスを与えること



では次に、どうやって・・・・・
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